中学英語総復習(2年)― 過去形・未来形・助動詞・不定詞・比較を一気に整理

中学2年で習う英文法のコアを総復習。be動詞の過去形・未来形(will / be going to)・助動詞・不定詞3用法・比較表現を整理し、中1の土台の上に表現の幅を一気に広げる。

中学2年で学ぶ英文法は、中1で固めた土台の上に 「時間の広がり」「気持ちの深まり」「表現の幅」 を一気に加える段階です。過去・未来を言えるようになり、must / have to / may といった助動詞で気持ちを乗せられるようになり、不定詞や比較で文の情報量が大きく広がります。

この記事では中学英語総復習シリーズの 2 本目として、中2英文法の核心(過去形/未来形/助動詞/不定詞・動名詞/比較/文型拡張/周辺項目)を 1 記事で一気に復習します。中1と同じ「主語 + 動詞」の骨格の上に、何を足せるのかを見ていきましょう。

過去形と過去進行形 ― 「〜した」「〜していた」を表す

中1で学んだ現在形は「いつものこと」を表す形でした。中2ではまず、過去形 で「〜した」という過去の出来事を言えるようになります。

I play tennis.

私はテニスをする。

I played tennis yesterday.

私は昨日テニスをした。

1 文目は中1で学んだ現在形「私はテニスをする(習慣)」、2 文目は中2で学ぶ過去形「私は昨日テニスをした」。動詞の形が play → played に変わるだけで、時間が現在から過去に移動します。

過去形の作り方 ― 3 パターン(be動詞過去 / 規則動詞 +ed / 不規則動詞)

be動詞の過去形 ― was / were

be動詞の過去形は was / were の 2 つだけ。主語に応じて使い分けます。

主語現在形過去形
Iamwas
you / 複数(we, they)arewere
三人称単数(he / she / it)iswas

She was kind.

彼女は親切だった。

疑問文は Was she kind?、否定文は She was not kind.(短縮形 wasn't)。中1の be動詞と同じく「be を動かす/be + not」のルールがそのまま使えます。

一般動詞の過去形 ― +ed と不規則変化

一般動詞の過去形は 2 種類の作り方があります。

  • 規則変化: 語尾に -ed を付ける … play → played、walk → walked、study → studied(y → i に変えて ed)
  • 不規則変化: 動詞ごとに形が違う … go → went、see → saw、come → came、eat → ate、have → had

主語が何でも過去形の動詞は同じ形です。三単現の -s は過去形では消えます(He played. で正しい。He playeds. は誤り)。

過去の疑問文・否定文では、中1で覚えた Do / Does の過去形 Did を使います。後ろの動詞は必ず原形に戻します。

Did you see the movie?

あなたはその映画を見ましたか?

  • 疑問文: Did you see the movie?
  • 否定文: I did not (didn't) see the movie.

過去進行形 ― was/were + -ing

「〜していた(その時まさに進行中だった)」を表すときは、was / were + 動詞の -ing 形 を使います。中1の現在進行形(be + -ing)の be を過去形にしただけです。

I was studying English at nine.

私は9時に英語を勉強していた。

✓ 覚えておきたいポイント

一般動詞の過去形は主語で変化しないI playedHe playedThey played も同じ形。三単現の -s は過去形では消える(× He playeds)。疑問・否定では Did / didn't + 動詞の原形

未来形 ― will と be going to で先の話をする

未来のことを言うには、2 つの言い方があります。willbe going to です。どちらも「〜するだろう/〜するつもりだ」という意味ですが、ニュアンスが少し違います

will と be going to のニュアンス対比

will ― その場で決めた意思・予測

will は 動詞の前に置いて、後ろは必ず原形。主語によって形は変わりません(三単現の -s は付きません)。

I will call you tomorrow.

私は明日あなたに電話します。

  • 肯定: I will call you tomorrow.
  • 疑問: Will you help me?
  • 否定: I will not (won't) go.

will は「今この瞬間に決めた」「〜するだろう(予測)」のニュアンスを持ちます。電話中に「あ、その本、私が取ってきます → I'll get it.」のように、その場の意思決定 で使われる典型例です。

be going to ― 前から決まっていた予定

be going to は be動詞 + going to + 動詞の原形 の形で、「前から決めていた予定」「根拠のある予測」を表します。be動詞は主語に合わせて am / are / is を使い分けます。

I am going to visit my grandmother.

私は祖母を訪ねるつもりだ。

  • 肯定: I am going to visit my grandmother.
  • 疑問: Are you going to study tonight?
  • 否定: I am not going to go.

will と be going to の違い

表現ニュアンス使う場面
willその場で決めた意思・単なる予測電話で「じゃあ、明日電話するね」
be going to前から決まっていた予定・根拠ある予測「来週おばあちゃんに会いに行く予定なんだ」

どちらも未来のことですが、「今決めた」のか「前から決まっていた」のかで使い分けます。

助動詞 ― must / have to / may / shall で気持ちを乗せる

中1で学んだ can(〜できる)に加えて、中2では 気持ちや状況を乗せる助動詞 がたくさん登場します。すべての助動詞に共通するルールは「後ろは必ず動詞の原形」です。

助動詞の気持ちマップ(must / have to / may / shall)

must ― 強い義務・確信

must は「〜しなければならない」という強い義務、または「〜に違いない」という強い推量を表します。

You must finish your homework.

あなたは宿題を終わらせなければならない。

  • 肯定: You must finish your homework.
  • 疑問: Must I do this?(ただし口語では Do I have to...? が一般的)
  • 否定: You must not (mustn't) ...= 「〜してはいけない」(禁止)

have to ― 外的な義務

have to も「〜しなければならない」ですが、must より 外から課されている義務 のニュアンスが強く、日常会話ではこちらがよく使われます。

You have to wear a uniform.

あなたは制服を着なければならない。

  • 肯定: You have to wear a uniform.
  • 疑問: Do you have to go? / Does he have to go?一般動詞と同じ形で疑問・否定を作る
  • 否定: You don't have to ...= 「〜する必要はない」(不要)
✓ 覚えておきたいポイント

must と have to は否定で意味が変わるmust not = 禁止「してはいけない」。don't have to = 不要「しなくていい」。日本語では同じ「〜しなくてよい」と訳しそうだが、ここは全く逆の意味になるので注意。

may ― 許可・推量

may は「〜してもよい(許可)」と「〜かもしれない(推量)」の 2 つの意味を持ちます。

It may rain tomorrow.

明日は雨が降るかもしれない。

  • 許可: May I come in?(入ってもいいですか?)
  • 推量: It may rain tomorrow.(明日は雨が降るかもしれない)

shall ― 勧誘・申し出

shall は現代英語では Shall we...?(〜しませんか)Shall I...?(〜しましょうか) の 2 つの形でほぼ限定的に使われます。

Shall we dance?

踊りませんか?

  • 勧誘: Shall we dance?(踊りませんか)
  • 申し出: Shall I open the window?(窓を開けましょうか)

文型の拡張 ― SVC と SVOO

中1では SV(第1文型)/SVC(第2文型)/SVO(第3文型)を学びました。中2では SVC の範囲が広がり、さらに SVOO(第4文型) が新しく加わります。

SVC(look など)と SVOO(give など)の構造対比

SVC の拡張 ― look / sound / become / get など

中1では be動詞 + 形容詞(She is happy.)で主語の状態を表しました。中2では be動詞以外の動詞 でも SVC(主語 = 補語)の関係を作れることを学びます。

  • look + 形容詞 = 〜に見える … She looks tired.
  • sound + 形容詞 = 〜に聞こえる … That sounds interesting.
  • become + 名詞 / 形容詞 = 〜になる … He became a doctor.
  • get + 形容詞 = 〜になる(カジュアル) … It's getting cold.
  • feel / taste / smell も仲間です … I feel tired. / It tastes good.

She looks happy.

彼女は幸せそうに見える。

She = happy の関係が成立するので SVC。動詞が be 以外でも、主語と補語をイコールで結ぶ構造です。

SVOO ― give / show / tell / buy など

SVOO は 動詞のあとに目的語が 2 つ並ぶ 文型で、「人 → 物」の順で配置します。「〜に〜を」と訳します。

  • give + 人 + 物 = 人に物をあげる
  • show + 人 + 物 = 人に物を見せる
  • tell + 人 + 物 = 人に物を伝える
  • buy + 人 + 物 = 人に物を買ってあげる
  • teach / send / lend / ask なども仲間

I gave him a book.

私は彼に本をあげた。

him(人)と a book(物)の 2 つの目的語。1 つ目の O が間接目的語(誰に)、2 つ目の O(O2)が直接目的語(何を)になります。

不定詞と動名詞 ― 「〜すること」の表現を広げる

中2でもう一つの山場が 不定詞動名詞 です。どちらも「〜すること」などの意味を作りますが、使い方と位置が違います。

不定詞 3 用法の見分け方(位置 × 意味のマトリクス)

不定詞(to + 動詞の原形)― 3 つの用法

不定詞は to + 動詞の原形 で 1 セットの表現を作ります。位置と意味によって 3 つの用法 に分かれます。

1. 名詞的用法(〜すること)

文の 目的語・主語・補語 など、名詞と同じ位置で使えます。want to / like to / begin to / hope to などの形で頻繁に登場します。

I want to play tennis.

私はテニスをしたい。

to play tennis(テニスをすること)が want の目的語 O になっています。

2. 形容詞的用法(〜するための/〜すべき)

名詞の直後 に置いて、その名詞を後ろから説明します。

I have a book to read.

私には読むための本がある。

to read(読むための)が名詞 book を後ろから修飾しています。「読むための本」という名詞句を作ります。

3. 副詞的用法(〜するために/〜して)

動詞や文全体を修飾して、目的・理由・結果 を表します。

I went to the library to study.

私は勉強するために図書館に行った。

to study(勉強するために)が動詞 went の目的を表す副詞の働きをしています。

動名詞(-ing)― もう一つの「〜すること」

動詞に -ing を付けると、「〜すること」を表す名詞 として使えます。これが動名詞です。

I enjoy playing tennis.

私はテニスをすることを楽しむ。

playing tennis(テニスをすること)が enjoy の目的語。不定詞の名詞的用法とほぼ同じ働きですが、動詞によって使い分け があります。

動詞のタイプ後ろに続く形
不定詞のみを取るwant / hope / decide / plan + to doI want to go.
動名詞のみを取るenjoy / finish / stop / give up + doingI enjoy playing.
どちらも取れるlike / start / begin / love + to do / doingI like to read. / I like reading.
✓ 覚えておきたいポイント

不定詞は 「to + 動詞の原形」 で 1 セット。位置で用法を見分ける ― 動詞の後ろ(名詞的)/名詞の後ろ(形容詞的)/動詞や文を修飾(副詞的)。動名詞は -ing 形で主に動詞の目的語として使う。

比較 ― 比較級・最上級・as...as の 3 パターン

中2で最も新しい概念が 比較表現 です。2 つのものを比べる、3 つ以上の中から 1 番を選ぶ、同じくらいだと言う ― この 3 パターンをマスターしましょう。

比較級・最上級・as...as の作り方カード

比較級 ― 「〜より…だ」

2 つのものを比べて「A は B より…だ」と言うときは 比較級 + than の形を使います。形容詞・副詞の形が変わります。

  • 短い形容詞 → 語尾に -er … tall → taller、fast → faster、big → bigger(子音重ね)
  • 長い形容詞(3 音節以上など) → 前に more … beautiful → more beautiful、interesting → more interesting

Tom is taller than Mike.

トムはマイクより背が高い。

最上級 ― 「最も…だ」

3 つ以上の中で「最も…だ」と言うときは the + 最上級 の形を使います。

  • 短い形容詞 → 語尾に -est … tall → tallest、high → highest
  • 長い形容詞 → 前に most … beautiful → most beautiful

最上級には 必ず the を付ける のがポイントです(副詞の場合は省略可)。

Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.

富士山は日本で最も高い山だ。

同等比較 ― 「〜と同じくらい…」

2 つのものが同じ程度だと言うときは as + 形容詞の原級 + as の形を使います。形容詞はそのままの形(原級)。

She is as tall as her brother.

彼女は兄と同じくらい背が高い。

否定にすると not as ... as で「〜ほど…ではない」という意味になります(I'm not as tall as my brother. = 「私は兄ほど背が高くない」)。

不規則変化に要注意

一部の形容詞・副詞は不規則に変化します。よく使う語は暗記必須です。

原級比較級最上級
good / wellbetterbest
bad / badlyworseworst
many / muchmoremost
littlelessleast

中2で押さえたい周辺項目 ― There is / 接続詞

There is / There are ― 「〜がある/いる」

「〜がある/いる」と存在を伝えるときは There is / There are の構文を使います。

  • 単数主語There is ...(短縮 There's
  • 複数主語There are ...

There are three books on the desk.

机の上に3冊の本がある。

主語は is / are の 後ろ に来るのが特徴です。文頭の There は「そこに」という意味ではなく、文を導く 誘導副詞(形だけの主語)として機能します。

接続詞 ― 文と文をつなぐ語

2 つの文をつないで 1 つの文にするのが 接続詞 です。中2で覚えるべき主要な接続詞は 4 つ。

接続詞意味
when〜するときWhen I was a child, I played soccer.
ifもし〜ならIf it rains tomorrow, I will stay home.
because〜なのでI stayed home because it rained.
that〜ということI think that he is kind.(that は省略可)

When I was a child, I played soccer.

子供のころ、私はサッカーをしていた。

従属節(接続詞から始まる部分)が文の前にあるときはコンマ , で区切り、後ろにあるときはコンマ不要です。

よくある誤用例

誤用 1: 不規則動詞を規則変化させる

× I goed to school yesterday.(不可)

go の過去形は went(不規則)。不規則動詞は一つずつ覚えるしかありません。go / see / come / eat / take / make / have などが代表例。

誤用 2: did / didn't の後ろを過去形にする

× She didn't came home.(不可)

did / didn't はすでに過去を引き受けているので、後ろの動詞は 原形 に戻します。正しくは She didn't come home.

誤用 3: 助動詞の後ろに to を付ける

× He can to swim.(不可)

can / will / must / may / should などの助動詞の後ろは 必ず原形。to は不要です。ただし have tobe going to は「to + 原形」の形を取る特殊な助動詞句なので注意。

誤用 4: 比較級を二重に強調する

× Tom is more taller than Mike.(不可)

比較級は -er と more のどちらか一方 だけ。tall は短い形容詞なので taller が正しい形です。more beautiful のように、長い形容詞には more を使います。

誤用 5: There is / are の単複ミス

× There is three books on the desk.(不可)

主語が複数(three books)なので There are が正しい形。is / are は 後ろの主語の数 に合わせます。

✓ 中2英文法の最重要ルール
  • 助動詞(will / can / must / may / should)の後ろは必ず動詞の原形
  • did / didn't + 原形 で過去の疑問・否定。過去形にしない
  • must not = 禁止、don't have to = 不要。否定で意味が真逆になる
  • 比較級は -er と more の二重掛けは不可。どちらか一方だけ

まとめ

  • 過去形 = 「〜した」を表す。be動詞は was/were、一般動詞は +ed / 不規則
  • 未来形 = will(その場で決めた)と be going to(前から決まっていた)
  • 助動詞 = must / have to / may / shall で気持ちや状況を乗せる。後ろは必ず原形
  • SVC 拡張・SVOO = look / become / give / tell など、新しい文型パターン
  • 不定詞(to + 原形)3 用法動名詞(-ing) で「〜すること」の表現が広がる
  • 比較 = 比較級(-er / more)・最上級(-est / most)・as...as の 3 パターン

中2の文は、動詞の形と助動詞の組み合わせを見るだけで、時間・気持ち・関係性のすべてが読み取れます。この引き出しが増えることで、言える・読める英語が一気に広がります。

次回は 中学英語総復習(3年) で、現在完了・関係代名詞・分詞・受動態など、一段階上の英文表現を整理します。

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